不正軽油撲滅東京宣言

不正軽油撲滅東京宣言

ディーゼル車等の燃料である軽油においては、軽油引取税の脱税を目的として重油などを混ぜた不正な軽油が、多量に製造、販売、使用されている。
そのため、排気ガス中の粒子状物質(PM)や窒素酸化物(NOx)が増加し、東京の青い空と都民の健康が危機にさらされている。
こうした背景のもと、東京都では、昨年9月より、納税秩序及び都民の健康と環境を守るため、不正軽油を首都圏から一掃する目的を掲げ、「不正軽油撲滅作戦」を強力に展開している。
また、軽油の販売・消費を行う民間団体代表と都が、「東京都不正軽油撲滅推進協議会」を設置し、不正軽油が社会と環境に対する犯罪であることを確認するとともに、それを撲滅するための方策について協議を重ね、実践してきた。
首都圏に青い空を取り戻し、未来の子供達に引き継ぐため、当協議会は、以下の事項について合意し、不正軽油を撲滅することを、ここに宣言する。


一、

団体及び傘下会員は、不正軽油を「作らない」、「買わない」、「使わない」。

一、

東京都は、悪質な業者などに対し、断固たる措置を講じる。

一、

団体及び傘下会員ならびに東京都は、不正軽油撲滅の取組を強力に推進し、全力をあげて環境革命を図る。


平成13年3月28日

東京都知事 石原慎太郎
東京都石油商業組合理事長 小澤二郎
社団法人東京建設業協会会長 前田靖治
社団法人東京都トラック協会会長 浅井時郎
社団法人東京都ダンプカー協会会長 大野緑一郎
社団法人東京バス協会会長 岩崎達男

  • なお、社団法人東京都ダンプカー協会は平成16年3月に解散により脱退
記事ID:008-001-20240822-006500