その他 ~今後の税制のあり方について~

タックス・タクちゃん 東京都税制調査会答申のあらまし 21世紀の地方主権を支える税財政制度

その他 ~今後の税制のあり方について~

国・地方を含めた今後の税制のあり方についての、答申の主な内容は、次のとおりです。

活力を生み出す税制

固定資産税、相続税の負担緩和
  • 商業地の固定資産税の負担を軽減し、収益還元法を用いた評価の導入
  • 中小企業が事業を継続しやすいように相続税を軽減
芸術文化団体などに対する寄附金
  • 芸術文化団体やNPOへ寄附した場合に、所得税などの軽減

応益性を重視した地方税制

都道府県の税収を安定させるため、法人事業税へ外形標準課税を導入

住宅用地の固定資産税の負担を適正化

環境に配慮する税制

地球温暖化対策として、炭素を基準とした地方環境税の創設

大気汚染防止と脱税防止のため、軽油引取税の課税を適正化

自家用車と営業用車の税率格差を縮小

ディーゼル車とガソリン車との間に税率格差を設定

負担を分かち合う税制

社会的費用を広く分かち合うとの観点から、3段階(5%、10%、13%)となっている個人住民税の税率構造を10%に一本化

その他

少子化対策や放置自転車対策の一環として、認証保育所や自転車駐輪場の固定資産税を軽減

記事ID:008-001-20240822-006778