平成13年9月17日(月)13:00~13:40
都庁第1本庁舎33階特別会議室S6
- 神野会長
- それでは、お揃いのようでございますので、ただいまから平成13年度の第1回の東京都税制調査会を開催したいと存じます。本日は、ご多用中のところをお集まりいただきまして、本当にありがとうございます。
まず初めに、本年度の東京都税制調査会を開催するに当たりまして、私から一言ご挨拶を申し上げたいと思います。
初めに、海よりも深い悲しみを込めて、糸瀬茂委員に対しまして、哀悼の意を表したいと存じます。昨年来、私たちとともに議論を重ね、苦労をともにしてこられました糸瀬委員が、去る6月30日にご逝去されました。私自身、国会の公聴会などでお知り合いになってから親交を深めてまいりましたし、また、昨年は法定外税の小委員会でご一緒させていただいております。ビジネスマンとしての経験を生かしながら、ご研究、鋭いご賢察に基づいたご提言をいただきまして、私たちの議論に常に新しい風を吹き込んでこられたわけでございます。そうしたことに深い感銘を覚えているわけでございますが、いずれにいたしましても、今後の私どもの活動をお見守りいただけることと思いますので、心から深い哀悼の意を表すとともに、ご冥福をお祈りしたいと思います。
さて、昨年は委員の皆様から多大なご尽力とご協力をいただきまして、昨年11月30日に東京都税制調査会答申、これは副題として「21世紀の地方主権を支える税財政制度」という提言を取りまとめることができました。ここに改めて御礼申し上げます。
この提言に盛り込みました内容は、今後、地方が自主性を持って地域の運営を図っていく上で欠くことのできない財源問題を正面から取り組みまして、東京発、あるいは地方発のものとして各方面から大きな反響を頂戴いたしております。まさに地方の問題に対して、地方自らが発言をして声を上げたという点で画期的なものであり、その後の小泉内閣における税財源などをめぐる活発な議論を拝見するにつけまして、こうした議論を世の中に喚起し、問うたものではないかということで、私どもも自負をしてもよいのではないかと感じております。
今年は、昨年、皆様にご議論をいただきました各種の論点、また、時代の変化とともに新たな論議を生じております論点などについて、さらに一層深めた議論を行っていきたいと考えております。そして、より具体的でより実効性のある提言をまとめていければと考えているところでございます。
今日お集まりいただいております皆様方は、各界でもってそれぞれ重責を担われて、大変お忙しい方ばかりでございますけれども、一層のご尽力、ご協力をお願いする次第でございます。どうぞ本年度もよろしくご協力方お願い申し上げます。
それでは、事務局からも今年度の調査会の開始に当たりまして、お言葉をお願いできればと思いますので、よろしくお願いいたします。
- 主税局長
- 事務局を代表いたしまして、一言ご挨拶申し上げます。
本日は、神野会長はじめ委員の皆様方には、大変お忙しいところを、平成13年度第1回税制調査会に参集いただきまして、誠にありがとうございます。
申し遅れましたが、私、7月1日の異動によりまして、主税局長を拝命いたしました安間謙臣と申します。前任者同様、よろしくお願い申し上げます。
さて、昨年度は、今、会長からも言及がありましたように、委員の皆様方の一方ならぬご尽力によりまして、大変有意義な答申を頂戴することができました。地方主権を見据え、その根幹となる財源の問題につきまして、地方から国に対して自らの考えを発信していく。そういう面でまさに先駆的な取り組みになったものでございます。本年度もまた大変厳しい日程のもとでございますが、委員の皆様方には多大なお力とお時間をお借りすることになると思います。どうぞ本年度の答申の取りまとめに向けまして、ますますのご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、私の挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
- 神野会長
- どうもありがとうございました。
申し遅れましたけれども、お手元に今年度第1回の東京都税制調査会の議事次第がいっているかと存じます。ご覧いただきまして、この議事次第に則って議事を進行させていただきたいと思います。
議事に入ります前に、若干委員の交代がございましたので、事務局から新しい委員のご紹介をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
- 税制調査担当部長
- 税制調査担当部長の川村でございます。私から新しく委員をお願いいたしました方々をご紹介申し上げます。恐れ入りますが、お許しをいただきまして、座って進めさせていただきたいと存じます。
お手元に配付いたしました本日の調査会次第の次にございます、東京都税制調査会委員名簿をご覧いただきたいと存じます。名簿の順に従いましてご紹介を申し上げますので、恐れ入りますが、その場でご会釈を賜れば幸いでございます。
まず、特別委員の方々でございますが、都議会議員の立石晴康委員でございます。
同じく、和田宗春委員でございます。
同じく、森田安孝委員でございます。
次に、委員の方々でございますが、東京都出納長の大塚俊郎委員でございます。
なお、新しい委員のうち、特別区長会会長の矢田美英委員並びに東京都教育長の横山洋吉委員は、所用のため本日ご欠席の連絡をいただいております。
以上をもちまして、新しい委員の方々のご紹介を終わらせていただきます。
なお、昨年の調査会同様、委員の皆様のほかに、都の各局長が幹事として出席しております。よろしくお願い申し上げます。
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